金田2021/07/16
夏の風物詩
こんにちは、事務の金田です。
通常であれば今週末行われる予定だった豊橋祇園祭ですが、
去年に引き続き、打ち上げ花火は中止となりました。
コロナウィルス感染拡大防止のためしかたないこととはいえ、
子供の頃から当然のように毎年行われていた花火が
見られないというのは、本当に寂しいですね。
10代の頃一度だけ、現地まで祇園祭の打上げ花火を
見に行ったことがありました。
当時、作ってもらったばかりの浴衣を
どうしても着て行きたくて。
濃淡のある群青色(ナイトブルー)に
赤い花の模様が入っていた記憶があります。
帯と、ツヤツヤの漆塗り(風)の下駄も同系色の赤で揃えました。
一緒に行く友達のお母さんが着付けをしてくれるというので、
当日の昼頃、一式携えて友達宅へ向かったのですが
行き違いが重なって、なんと、
そのお母さんが夕方まで帰って来ないという事態に。
帰ってくるのを待っていたら
花火の打ち上げ開始に間に合いません。
今なら着付けを説明してくれる動画を検索するところですよね。
当時はどうしたかというと、
季節柄、浴衣でのお出かけを想定して
色んな雑誌に「浴衣・簡単着付け」のような特集が載っており、
それと首っ引きでなんとか自力で着付けることにしたのでした。
立体的に縫われている洋装と違って、
和装は、生地が平坦に縫い合わさって出来ています。
女性が着付ける場合、おはしょりといって、
着丈の調整や立体的な体型にバランスよく
着付けるのための余地を作らなければいけません。
ざっくり言うと、生地をたくしあげて折り曲げて重なりをつくり、
紐を結んで固定してしまう感じです。
(※解釈が合っているかはわかりません)
しかし慣れない人がやることですから
なかなか綺麗に出来ず、何度も挑戦するうちに生地はしわしわに……
多分、ある程度は帯で隠れてしまうから
こんなあたりでいいだろうという出来だったと思います。
この後の、帯を結ぶというのもなかなかの難関だと思いますが、
この時用意したのは、すでにリボン型に結んだ状態のパーツを、
ウェスト部分にひと巻きして留めた腹巻状の帯の中に
差し込んで固定するだけという簡単仕様の帯。
実際結んでないのだけど結んだ風に見えるので楽でした!
和装は、Tシャツにコットンパンツ、
といったようなシンプルな洋装に比べると、
布の重なりと締め付けがとにかく多い装いです。
重ねては紐でくくり止め、
着崩れないようにまた紐でくくり、
その上から分厚い帯がまた重なり…
どうにか着付けられたものの、
熱がこもって、その時点で汗びっしょりになっていました。
まして夜でもじっとり暑い時期、人だかりの中へ……
花火は綺麗だったハズなんですけど、あまり記憶がありません。
帰りに、会場近くから乗った市電(路面電車)が当然のように超満員で、
花火会場以上の混雑に押しつぶされながら、
帯のパーツが持っていかれないか気が気ではなかった、
そちらの方をよく覚えています。
それ以降、浴衣、一度二度くらい着たのかなぁ……?
浴衣(ゆかた)というのは当て字ですが、
語源は「湯帷子(ゆかたびら)」から来ているそうです。
元々は、入浴時(蒸し風呂…湯船につかる形式ではない)に着る
簡単な着衣のことを指しました。
その後、湯上りの水気や汗をふきとる
バスローブ的な使い方もなされたようです。
長く着てやわらかくこなれた浴衣を、寝間着として使うことも。
浴衣=バスローブや寝間着と思うと、
通常の外出時に着用していいものだろうかという声もあるようですが、
今は、外へ着ていくように作られているから
そこまでこだわらなくても大丈夫なのかもしれません。
振袖などにくらべれば、浴衣はお手入れしやすそうですし、
浴衣や帯自体の色柄といい、カラーコーディネイトや浴衣に合わせた
お洒落といい、目に楽しいので、夏のお出かけに是非着てほしいですよね。
ただ、この季節、涼しげかといわれると……
自分の経験から「(着付け、お疲れ様です……)」とは思ってしまうのでした(^^;)
これはフリーの拾い画像ですが、
こういう大きいタイプの花火が大好きです。
高いところでぱぁっと咲いて、光の筋が大きく大きく広がって、
ゆーっくりしだれて行く中で後から音が「ドンッ!」と響き、
そのままじんわり明るさが弱まって暗闇の中にまぎれてく、
それをずーっと眺めていると、しんみり、花火って良いなぁ……て思いますね。
連発して空が光で埋め尽くされるのも良いですけどね!
地元に限らず多くの地域で、
今年も花火大会を直接見ることは出来ないのかもしれないですが、
過去の映像や美しい写真で楽しむことにしましょう。
ではまた。
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