金田2022/07/22
冬の手仕事、みたび
こんにちは、事務の金田です。
特に何も言われないので調子に乗って、
今年1年は趣味の編み物の話題で
通してしまうのもいいかなと思いまして…みたび、です。
目に暑い毛糸はひとまず置いておいて、
今回は、雑談とお道具編をお届けします。
前回ショールを編む工程をざっくり紹介しましたが、
製作を開始した頃、冬季オリンピックが始まりました。
そもそも冬場にしか編み物はしないので
当然時期は重なるのですが、
8年前のソチオリンピックの時、
某国のスノーボード競技のコーチが、
競技直前のスタート地点での待ち時間に
マフラーを編んでいた映像を観たんです。
衝撃でした!
短絡的に、私もオリンピック期間中に
何かひとつ仕上げる!と決意して、
以来、冬季オリンピックを観ながら
編むのが定番になっています。
まぁ、オリンピック期間中に完成に至るというのは
日数的に私には不可能なんですけどね…。
「テレビを観ながら」編む、どういうことだ?
って皆さん思われましたかね?
さすがに、手元を見ずに
テレビ画面だけ観ながら編むのは無理なので、
なんとなく観ながら、「テレビを聴きながら」、
といった感じになるでしょうか。
北京オリンピックの時は、
決定的場面を見逃すのも悔しいので
日中の競技を録画したのを流していました。
録画であれば戻したり
あとで観直したりも出来ますから…。
日中、競技結果がネタバレしないように
回避するのはなかなか大変でしたね。
普段は、ドラマや映画の録画・DVDなどを
流したりしながら編んでいます。
ほぼ聴くだけなら音楽で充分な気もしますが、
なぜか、映像の方が作業がはかどるので。
それも、もう何度も観て、結末も次の台詞すら
頭に入ってそうな内容のものが望ましいです。
DVD視聴が普通なのか特殊な部類なのかはわかりませんが、
こういった、編む時のお供みたいのは
編む人それぞれ、カナリいろいろなようです。
過去に私が耳にしてびっくりしたケースは
「本を読みながら」編む、です。
え、編めるのかそれ…?
私にも、どうやるのかはちょっと想像できません…。
「本を読みながら」は、少数派ではあるでしょうが
決してフィクションではなく、中には、
DVDを流しつつ、かつ、本を読みながら編む、
という猛者までいました!
なんでも、DVDはやはり私と同じく
何度も観て内容が頭に入っているものに限り、
本も同じように何度も読み返したものに限るのですって。
編む時に読む専用の文庫本があり、
ぺたっと頁を広げて使用するので
本が傷むため時折買い替えるのだとか。
これは、相当特殊な例かもしれないですね…。
私はなぜ、編む時にDVDをお供にするのか。
前述の猛者の方がおっしゃっていたのは、
「脳が余る」という現象が起こるから。
この言は私にもしっくりきました。
ここからは完全に私見です、変な言い方ですけど、
編み物だけ、だと、何か落ち着かないんです。
勉強をしようと本を広げたのに
いつのまにかスマホでSNSをチェックしていたり、
押入れの掃除を始めたはずなのに
奥から出てきたアルバムの写真や
古い手紙を読みふけっていたり…など、
どなたも経験があるのでは?
作業のリズムに乗るのって、結構難儀です。
趣味は義務ではないし、
編むこと自体好きだし楽しいはずで、
リズムに乗ってしまえばあとひと目あと一段と
時間を忘れてぐいぐい編み進められるのですが、
何故か、編みはじめは腰が重いんですよね。
本末転倒ですが、お供が決まらなくて編み始められない…。
なんてこともあったりします。
DVDを流すのは、なにかそういう、
ともすれば別のことに意識が行ってしまうのを避ける為に、
余白を話し声で埋めてしまう私なりの作戦なのかもしれません。
まぁ、私はそう、というだけで、
お供も何もなしにすっと編んでいる方は
普通にいらっしゃると思いますが。
ちなみに、新幹線などで長時間移動という時に編むのも好きです。
この場合、映像はなくても大丈夫なので
不思議ですね?集中しやすい状況がポイントでしょうか。
でも、今までで一番楽しいなぁ、と思ったのは、
誰かとおしゃべりしながら編む…ですかね。
少し話がずれますが、
国内にも海外にも編む人の為の
コミュニティがたくさんあります。
編み物教室などで、一堂に会して編むこともあれば、
ハンドメイド専用のSNSを利用して、
おのおののペースで編むこともあるでしょう。
そういった中に「KAL」(Knit Along の略)という、
テーマに沿ったものや同じジャンルのものを
みんなで一緒に編むという、期間限定的な催しがあるんです。
それこそオリンピック期間中に
競技にちなんだ作品を仕上げましょう!なんていうのから、
いったん手がとまるとなかなか続きを仕上げられない人向けの
励ましあって進めていく「編みかけ撲滅KAL」なんていうものも…。
編み物は1人でも出来る地道な趣味ですが、
人とつながると、新しいものを覚えてステップアップしたり
楽しみを広げたり出来て、素敵だなと思いますね。
最後に、普段使っている編み道具を一部ご紹介します。
・玉付き二本針
編み物というと思いつく編み針がこれではないでしょうか?
20㎝~40㎝くらいの長さのものがあります。
・輪針
針先とコードが一体化していて、
平面ではなく輪っかにして筒状に編む時(輪編み)に主に使われます。
・5本針(4本針)
使い方は輪針と同じで、細めの針で靴下や
手袋などを編む場合に使われることが多いです。
15㎝程度と短めなのでコンパクトにできるから、
移動時など屋外で編む時はこれが多かったりします。
基本的に、編む毛糸の太さに合わせて編み針を選びます。
なので、どの太さのものでもひと組持っていれば
なんでも編めるということもなく、糸ごとに編み針を揃える必要があります。
日本製のもの海外製のものとメーカーや種類はたくさんあって、
使いやすさはもちろん、ビジュアルが好みで選ぶこともあるので、
その分増えていくことになります…。
道具沼ですね(^^;)
・かぎ針
棒針編みとかぎ針編みは別物ですが、
編み始めや編み終わりなどの
作業に使うこともあるので、何本かあると便利です。
・付け替え輪針
前回使った針がこれです。
針部分とコードが一体型ではなく、
外して付け替えられるようになっているので、
たとえば、コードの長さを変えたい場合、
針はそのままコードだけ変えればいいので揃えやすいです。
自分で使用する分には何の不思議もなく使っていますが、
道具の使い方を人に解りやすく説明するのってすごく難しいですね…。
前回のショールを編む時は、輪針を「往復編み」で使用しました。
次回、輪針本来の使用方法である「輪編み」で何かひとつ編んでみて、
その工程をご紹介しようかな?と思います。
さて、締め切りまでに出来ますでしょうか…⁈
ではまた。
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