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金田2024/03/15

娯楽に味をしめました。

こんにちは、事務の金田です。

 

 

 

 

写真は、一昨年の今頃の、市内の梅です。

 

 

今年は観に行きそびれてますが、日に日に春めいてきていますね。

 

 

 

 

タイトルでぴんときたかもしれませんが、

 

 

今回のブログは、またあの話です。

 

 

 

 

大河ドラマ、観てますか?

 

 

 

 

今年のドラマタイトルは「光る君へ」

 

 

千年も前に長編小説「源氏物語」を著したとされる

 

 

紫式部の生涯を描く物語とのことです。

 

 

 

 

私は常々、「源氏物語」が大河ドラマ化されたらいいなぁと思っていて。

 

 

千年以上大昔の物語なので、より信憑性のある世界を描くことは、

 

 

近代モノと比べたらなかなか難しいかもしれません。

 

 

 

 

しかしそこはNHKの持つ豊富な史料や文化的知識でねじ伏せ、

 

 

平安時代の貴族たちの煌びやかな衣装やセットや調度、

 

 

絢爛たるキャスト陣と合わせて、さぞ豪華なドラマになるだろうなと。

 

 

 

 

そのため、24年の大河ドラマは紫式部が主人公だ、と発表された時、

 

 

とても期待したのです。

 

 

 

 

物語そのものではないにしても、

 

 

常日頃望んでいた世界を垣間見れるのではないか?

 

 

ですが、ドラマの中の劇中劇として

 

 

「源氏物語」が展開することはないそうで、

 

 

少しがっかりしたものでした。

 

 

 

 

でも実際始まってみると、ドラマのストーリーの中に、

 

 

知っている人には「アレだな…?!」となる「源氏物語」内のエピソードを彷彿とさせる

 

 

アイテムや展開が、ふんだんに散りばめられていたのでした!

 

 

 

 

現時点で、いずれ大巨編を残すことになるとは想像もつかない、

 

 

まだ若い娘であるところの主人公。

 

 

 

 

彼女が日々直面していく出来事や経験が、

 

 

その後「源氏物語」に反映されていくのだろうな

 

 

という伏線とも取れて、なかなか面白い趣向だと思います。

 

 

 

 

はっきり解っていることが少ない分、いくらでも

 

 

オリジナルな部分はふくらませることが出来そうですからね。

 

 

 

 

これまでも平安期にかかる時代背景のドラマはありましたが、

 

 

貴族から武家へ政治の主体が移り変わる内容のものが多く、

 

 

ここまで天皇や貴族政治を中心に描くドラマも珍しいかもしれません。

 

(私もすべての大河ドラマを観ているわけではないので断言は出来ませんが…)

 

 

 

 

物語そのものではないにしても、10~11世紀あたりの風俗、

 

 

家屋や宮殿や貴族・庶民のファッションなどは、

 

 

現代のそれとかけはなれた別世界であることは確かなので、

 

 

去年一年間大河ドラマをどうにか追えて弾みがついたテンションそのままに、

 

 

今年も楽しんで観ていきたいなと思います。

 

 

 

 

ドラマのストーリーに関してはまた次の機会で、ということで、

 

 

今回は「源氏物語」についてもう少し。

 

 

 

 

「源氏物語」、読んだことありますか?

 

 

 

 

今年の大河ドラマが始まる前に行われたアンケート結果などをのぞいてみたところ、

 

 

残念なことに、あまり読まれていない印象を受けます。

 

 

 

 

光源氏と呼ばれる主人公が生まれてから世を去るまでの話に加えて、

 

 

彼の子供や孫世代の活躍も含めた相当長い物語であるという、

 

 

なんとなくのあらすじは知識として知っているという人は多いのです。

 

 

 

 

でも実際に読んだことはないと。

 

 

 

 

そもそも、出版物としても膨大な量があふれていますから、

 

 

読もうかなと思っても、どこから、どんなものから手をつけていいか、迷ってしまうのかも?

 

 

 

 

まぁ、私も偉そうなことはいえません。

 

 

・コミカライズされたもの(大和和紀著「あさきゆめみし」←名作です!)

 

・読みやすく現代語訳されたもの(与謝野晶子訳)

 

・「源氏物語」を元に翻案された作品(田辺聖子著・いわゆる「田辺源氏」他)

 

 

ひととおり読破したのはそのあたりにとどまります。

 

 

 

 

原文で読んだのではないので、訳者・著者の主観も入り、

 

 

読む人に解りが良いようにエピソードが足されたり

 

 

あるいは削除されることもあるため、

 

 

源氏物語のすべてを読み理解したというには、弱いかもしれませんね。

 

 

 

 

ところで、つい最近とある芸能人が

 

 

「古典(の授業)が役に立ったことは一度もない」と述べたことが、

 

 

ネット上で取り沙汰されていたのを見ました。

 

 

 

 

もちろん、発言が部分的に切り取られて本人の意図とは違う形で誇張され、

 

 

ひとりあるきしてしまっている可能性はあるのでそれだけで判断はできませんが、

 

 

古典の授業は必要ないのでは?というコメントもあり、

 

 

 

 

それはどうだろう…という気持ちになりました。

 

 

 

 

確かに古典の授業というのは、取り扱われる対象が物語や説話集だったとして、

 

 

「てふてふ」のようないわゆる歴史的仮名遣いの読み方、

 

 

あるいは文法も古語辞典をひきつつ、日本語でありながら

 

 

まるで外国語を解読するような難解な作業を伴います。

 

 

 

 

去年書いたブログの中で、

 

 

「時代劇」離れの理由では?とあげた内容なのですが、

 

 

・言葉づかいが全然違って意味がよくわからない

 

・名前や呼び方が今風でなく聞きなれないので覚えられない

 

・時代的な考え方が共感出来ない

 

 

こちらにも、当てはまりそうです。

 

 

 

 

ぱっと読み下せず、考え方や日常の出来事も

 

 

なかなか実感としてとらえにくいので、

 

 

接してみて興味を持てないのは無理ないのかもしれません。

 

 

 

 

しかし、そもそも学校の授業というのは、特に義務教育より上は、

 

 

日常で直に役に立つ知識を教わるというより

 

 

知識を得る「方法」を教えてもらっているのだと私は思っているので…

 

 

 

 

役に立つものを身につけられるかは、その後の自分次第であって。

 

 

 

 

それに、今でこそ「古典」文学、と見るからに堅苦しくなり敬遠されているとしても、

 

 

書かれた当時は、リアルタイムの物語だったわけですよね。

 

 

 

 

それを読むのは、今の私達が、

 

 

小説を読んだり、ドラマを観たり、映画を観たりするのと

 

 

それほど変わらないと思うのです。

 

 

 

 

「源氏物語」も、世に出て以来ずっと名作として鎮座していたわけではありません。

 

 

 

 

いわゆる不倫を扱うような内容もあるためか、

 

 

わいせつな作品と判断されることもあったり、

 

 

日本が近代化し更に帝国主義に傾いていく中で、

 

 

皇室を題材にした内容が不敬として規制されたことも、あったとのこと。

 

 

 

 

しかし規制されればそのたびに見直されて、

 

 

千年という長い間を生きつづけて来たのは確か。

 

 

 

 

支援者もいれば反発者もいる、それだけ多くの人に

 

 

読まれ影響を与えていたということではあると思います。

 

 

 

 

読まれ続けてきた理由は、

 

 

単純に、面白いから。なのではないでしょうか?

 

 

 

 

去年の大河ドラマ「どうする家康」の物語の中で、

 

 

主人公の妻達が「源氏物語」を愛読しているという設定があり、

 

 

それぞれに、「源氏物語」登場人物の誰それが好き!あのエピソードが好き!と、

 

 

大いに盛り上がるという場面が出て来ました。

 

 

 

 

あれに尽きるのではないでしょうか?

 

 

 

 

物語を書き起こすモチベーションは、

 

 

作り手になりえない立場には計り知れないことだけれど、

 

 

人の手で書かれた物語を読みたい、読んでワクワクしたりハラハラしたり、

 

 

知らないことを知りたいという欲求は何時の世も変わらないのではないでしょうか?

 

 

 

 

ちょっと結論が乱暴でしょうか(笑)

 

 

 

 

先に書いた芸能人の方も、歴史はお好きだそうで、

 

 

それこそ大河ドラマもご覧になっているらしい。

 

 

 

 

歴史は過去の人が編み出すもの、古典(文学)も同じです。

 

 

切り離して考えられるものでもない。

 

 

 

 

受験の為の勉強、というわずらわしさが祟っている結果なのでしょうね…

 

 

 

 

勉強から離れて、エンターテインメントとして認識してみてほしいです。

 

 

 

 

今年の大河ドラマが、同じように思っている方の、

 

 

古典鑑賞の入口になればいいなと願っています。

 

 

 

 

それではまた。

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