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嶋中2024/05/09

「伊那谷を屏風にしたり朝霞」 揣摩文文

当社のホームページにスタッフのブログが掲載されるようになり7年、

 

 

持ち回りをこなして26回を数えることになりました。

 

 

 

 

その内、本業の建築に関わる記述は僅か3件、

 

 

あとは、趣味と身の回りの話題を掲載させて頂きましたが、

 

 

私の担当は、今回をもって最後となります。

 

 

 

 

毎回、そんな拙いブログに目を運んで頂き有難うございました。

 

 

 

 

 

 

さて、週末移住の2居住生活を始めて5年、

 

 

建物の周りに植えた樹々も平屋の屋根を越えんばかりに大きくなり、

 

 

今年は沢山の花を咲かせて楽しませてくれたソメイヨシノも葉桜となり、

 

 

新緑と藤棚の花房が遠山の残雪を背景に目を和ませてくれています。

 

 

 

 

また、厳寒の冬を越した家庭菜園の玉葱や大蒜は元気に育って、

 

 

胡瓜や茄子などの夏野菜も根がついて来ました。

 

 

 

 

 

 


 

 

巻頭の句は、幕末から明治にかけて、長野県の伊那の地に
 

 

30余年を放浪した漂白の俳人井上井月を偲んだ俳句大会に投稿した句で、

 

 

 

 

春先に天竜川から湧きあがる霞がアルプス山麓に広がる扇状帯を昇ってくる

 

 

伊那谷の朝の風景を詠んだ句で、特選句として中日新聞賞を頂きました。

 

 

 

 

その副賞として、中日新聞の番記者がプロデビュー前から八年間、

 

 

21歳にして前人未到の八大タイトル制覇の偉業をなしとげた、

 

 

将棋界のホープの藤井聡太君を追っかけて書き下ろした

 

 

ドキュメンタリーの本が添えられていました。

 

 

(中日新聞社賞)

 

 

愛知県瀬戸市出身で、将棋界のプロとして身を立てるべく高校を中退して、

 

 

9×9マスの盤の奥深さに真摯に立ち向い、勝利しても礼儀正しく、

 

 

決しておごらない姿勢に、心を打たれると共に、

 

 

わが身の姿勢を正される思いで読ませて頂きました。

 

 

 

 

初夏の風のように若々しく力強く一手を指す、

 

 

爽やかな青年の活躍を応援しつつ・・・

 

 

「AIに勝る一手や青嵐」 揣摩文文

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