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金田2024/07/26

夏の京都、蓮と和菓子

こんにちは、事務の金田です。

 

 

先日、京都へ蓮を見に行ってきました。

 

 

 

 

見に行ってきたというか、正直なところ、

 

 

当日の目的地の近くにそういえば蓮の池があったなぁと思い出し、

 

 

ついでに立ち寄ってもいいかなくらいの気軽さではありました。

 

 

 

 

蓮の花を見るのには朝早くがいいと聞きますし、

 

 

寄れる時間帯的に過度に期待もせず、結果はご覧のとおり。

 

 

 

 

 

この写真ではよーく目をこらさないと

 

 

咲いているのを見つけられないくらいまばらな開花状況…

 

(写ってない箇所にもう少し、咲いている鉢植えがあります)

 

 

…でしたが、

 

 

かろうじて咲いている花のいくつかや、つぼみ、緑の葉、池の雰囲気など、

 

 

お寺の敷地内ということもあり別世界感があって、

 

 

遠目ながら、自分でも意外なほど見入ってしまいました。

 

 

 

 

蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」

 

 

花としては大きく、これもまた大きい葉に囲まれてどっしりして見える反面、

 

 

咲いて三日ほどで散ってしまうはかなさもあり。

 

 

 

 

季節を細かく分けて表す方式である七十二候によれば、

 

 

7月中旬頃を「蓮始開(はすはじめてひらく)」として花期の始まりを示し、

 

 

「蓮」や「蓮の葉」はまさに今頃の季語でもあります。

 

 

 

 

夏場の気温のあまりの過酷さと長引く暑さに、

 

 

年々季節感がよくわからなくなっていますが、

 

 

そんな人間の感覚をお構いなしに、

 

 

季節が巡れば蓮は淡々と咲いて、勤勉だなぁ、健気だなぁ…

 

 

すがたの美しさに打たれるだけでなく、

 

 

頭が下がるような心持ちにもなったのでした。

 

 

 

 

実際、7月の初めで既にすさまじい暑さの京都でした。

 

 

 

 

晴天で足元に難はありませんでしたが、

 

 

そもそも梅雨の晴れ間というのは特に暑さが増すものです。

 

 

 

 

地下鉄など、冷房の効いている場所から屋外に出た瞬間、

 

 

ぶわっと熱気がまとわりつき、

 

 

また、街を歩いていると、頭から水をかぶったかのように

 

 

汗びっしょりの人と何人もすれ違い、

 

 

どれだけ暑いんだ?!と…

 

 

 

 

美術館を二箇所訪れるというのが当日の目的だったのですが、

 

 

あまりの暑さに、これは適度に休憩しないとまずい…とおののいて、

 

 

茶寮も二箇所ハシゴする羽目になりました。

 

 

 

 

一軒め。

 

 

黒糖の寒天が口当たりよく絶品!

 

 

 

 

 

 

二軒め。

 

 

こちらでは冷たい煎茶と葛入り水羊羹をいただきまして…

 

 

 

 

外のテラス席でしたが、さりげなく送風設備があったのでしょうか?

 

 

風が通ってなかなか過ごしやすかったです。

 

 

 

 

 

 

建築系コラムなどでよく引き合いに出される、

 

 

随筆「徒然草」家の作りやうは、夏をむねとすべし、で始まる第55段から

 

 

深き水は、涼しげなし / 浅くて流れたる、はるかに涼し

 

 

が頭に浮かぶ景色…

 

 

 

 

水は、流れてはいないようでしたが、

 

 

風でさざなみが立って実に涼しげでした。

 

 

 

 

「徒然草」の書かれた鎌倉時代は、

 

 

気温は30℃超えが普通で、時には40℃を超える…なんててことは

 

 

さすがになかったでしょうが、

 

 

エアコンなどがない時代に、厳しい季節を快適に過ごすため

 

 

工夫が必要だったのでしょうね。

 

 

 

 

余談ですが「家の作りやうは~」から

 

 

冬は、いかなる所にも住まる / 暑きころわろき住居は、堪へ難き事なり

 

 

と続いて、冬の寒さも、暖房設備が充実してなければ、しのぐのは厳しかっただろうに、

 

 

それとしても「冬はどうにでもなるから、夏仕様を優先して!」という、

 

 

暑さにうんざりしている感が伝わってきて、面白いですね。

 

(笑い事ではないですが…)

 

 

 

 

 

 

 

 

お邪魔した二軒めのお店は、

 

 

虎のロゴマークでおなじみ「とらや」一条店。

 

 

 

 

東京を中心に大きな都市には必ずお店がありますが、

 

 

もともと京都で店を構えたのが始まりだそうで、

 

 

五百年の歴史のある老舗の和菓子屋さんです。

 

 

 

 

そのとらやさんのホームページで、

 

 

「清少納言とかき氷」という、暑い季節にぴったりな読み物がありました。

 

 

清少納言の書いた随筆「枕草子」に出てくるエピソードについてなのですが、

 

 

「徒然草」との随筆つながり(?)で紹介いたします。

 

 

是非検索して、読んでみてください。

 

 

 

 

そういえば、これもまた、「枕草子」で確認できるエピソードですが、

 

 

大河ドラマ「光る君へ」先週の回で、

 

 

清少納言がお仕えする定子とお菓子を食べているシーンがありましたねぇ。

 

 

季節の花と甘いものは、何時の世も気持ちを和やかにしますね。

 

 

 

 

と、力技で大河ドラマに繋げたところで…

 

 

それではまた。

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